
about HOME BASE BOOT MAKER
2011年、札幌市桑園にて開業。
2018年、小樽市張碓(ハリウス)に移転。
店主 大原 祐介
owner Yusuke Ohara
Business contents
ブーツ・革靴のオーダー製作、 ファーストシューズの製作 その他 靴作りに関わるetc…


boots making -靴作りについて-



足に合わせて靴を作る技術 “ フィッティング ”
丈夫で長持ち、見た目もいいけれど…
重いし、痛いし、疲れる。
革靴についてそういう意見をよく耳にします。
革素材を中心に作られた靴は、
スニーカーなど現代のケミカルシューズと異なり、
スポンジ・ウレタンなどクッション材の利用が少ないため、
足と靴の適合性(フィット)において汎用性が低いです。
つまり、“合うでも合わないでも無いが何となく履ける”
というグレーゾーンを設けにくい靴と言えます。
そこで重要になってくるのが、骨格や肉付き、歩き方など、
個人差に合わせて革靴を作る “フィッティング” の技術です。
フィッティングは、
足・歩行を観察し、その情報を元に木型・型紙を作り上げる
「設計」の要素。
素材の個性を読み取り、設計通り正確に加工・組み立てを行う
「施工」の要素。
この2つを総合した技術のことですが、
どちらが欠けても良い靴作りはできません。
まず、道具としてすばらしいこと。
それを靴作りの矜持としています。
HOME BASE BOOT MAKER では
足元を支える良き相棒となるブーツ・革靴を生み出すために、
手仕事、マシンワーク問わず、
日々、靴作りと向き合っています。
革靴には、
手入れ、修繕を重ねながら永く付き合える耐久性。
歩行時の負荷を和らげ、踵周りをガッチリ支える物的剛性。
足の屈曲に付いてくる甲周りのしなやかさ。
靴内を快適に保つライニング(内張り)の吸湿性と肌触り。
そして、生物由来の素材ならではの自然に調和する外観。
など多くの魅力があります。
その魅力を引き出すためには、
手づくり、機械製といった表面的な言葉の括りではなく、
強弱を付けたり、不均一性を求められる部分には手仕事を。
連続性やスピード、大きな力が必要な作業には機械を。
そのような適宜の使い分けが必要だと考えています。

Foot
Last making
Leather
Technique
Tool
Human


革靴のオーダーメイドとは
オーダーメイドブーツ・シューズは、この設計要素の中でも、
“個人差を徹底的に追及して設計に落とし込んだ靴作り”
と考えて頂ければ良いかと思います。
ヒアリングから、採寸、木型製作 (Last making)。
HOME BASE BOOT MAKER では、
靴作りの入り口となるこれらの工程に特に注力しています。
例えば甲周りの寸法のひとつに、足囲(ウィズ)があります。
足長25.5㎝でJIS規格メンズEとなる246㎜ウィズの人の場合、
ピッタリと感じるのは、狙いの寸法±2㎜程度です。
246㎜に対して4㎜の範囲なので、2%を切ります。
これが一般的なフィット感についての肌感覚です。
「狙いの寸法」と書いたのは、
これが246㎜に限らず、使う材料の固さやデザイン、
脂肪や筋肉の付き方によって多少前後するからです。
いま触れたのは足囲についてのみですが、
甲の高い位置、踵周り、足裏でも同様のことが起こります。
さらに、ここに歩くという動的要素が加わります。
つまり無限に等しいバリエーションが生まれるということで、
規格サイズをベースとした既製靴の限界が見えてきます。
最適なフィッティングを施すことができたら...
狙い通りのフィッティングを成すことができた時、
革靴は、先に述べた魅力を存分に発揮します。
踵をガッチリ支えて接地時の負荷を和らげ、
甲を守りながら足を優しく包み込む。
靴内で足が無駄に動かなければ、
余分な力を使うことなく楽に歩くことができます。
またライニングとの摩擦が減ることで、
靴自体も傷みづらくなります。
底周りの修繕を繰り返しながら、
末永く足元を支えてくれることでしょう。
そこにあなたの好みが加われば、
良き相棒との暮らしの始まりです。
同じ道具を永く使っていきたい。
ブーツ、革靴のことをもっと知りたい。
そんな方からのご相談をお待ちしております。
